クリティカル期待値
実戦のDPSでは、この前の項で計算していた威力に加えて、クリティカルの期待値がかけ算されます。
クリティカル期待値とは確率でランダムに起こるクリティカル増加分を平均して1回でどのぐらいの増加比になるかを示すものです。 ここから少し話がややこしくなるので、具体的な例を示しながら解説してみましょう。
バルビーを例にとって
例えばバルビーはクリティカルが生じる確率が5%、クリティカルの際の火力増加率は30%増加になります。 この場合クリティカル期待値は基礎火力の1.015倍( 1 + 0.05 x 0.3)になります。
TFDでのクリティカル率[x]はクリティカルの生じる確率が何パーセント増加するかという事を示しています。ですからクリティカル率[x] 115.4% (スキル洞察力)は、クリティカル確率が120.4%になるのではなく、ベースラインのクリティカル確率の増加分を示しているので。5% x (1+ 1.154) = 10.77%になります。
一方でクリティカル倍率[x]はクリティカル増加分が何パーセント引き上げるかと言うことですので、クリティカル倍率[x] 115.4% (スキル集中力)は、30% x (1+ 1.154) = 64.62% 増加することになります。
つまりバルビーに洞察力・集中力モジュールを入れた際のクリティカル期待値は1.6959574倍 (1 + 0.1077 x 0.6462) となります。
クリティカル倍率[x]かクリティカル率[x]のどちらを優先するのか、その答えは両方同じです
ざっくりと言ってしまえば両方ともかけ算して1に足してますのでどちらに入れても同じです。 ただ同じ数字を入れるならば両方が均等になるように調整した方が期待値が上がります。 例えば、リアクターでクリティカル倍率[x]しか選択出来なかった場合は、モジュールではクリティカル率[x]を優先して入れた方がほんの少し期待値が高くなります。
ただしネール、イネスやヘイリー、ビエッサーのようにベースラインのクリティカル率が極端に高いキャラの場合はクリティカル率の発生率が100%以上にならないように注意した方が良いでしょう。
キャラクターごとのクリティカル期待値

クリティカル率[x]やクリティカル倍率[x]はモジュール4枚、洞察力・集中力・最前線・非常対策とアルケー調律分の32 リアクター分の33を加えると合計272.7%となります。 これをそれぞれに適応し、最大強化クリティカル期待値(先覚者モジュール以前)を計算した値が、最下段の空色のセルの値になります。

クリティカル率の赤文字で示されているキャラクターはパッシブスキルでスキルクリティカル率が上がるキャラクターになります。 ビエッサーはエクシードモジュールの絶対零度、イネスはMPに依存したスキルクリティカル率上昇、ネールはエクシードモジュール壊れた心のクリティカル率上昇が基礎クリティカル率に加算されます。
またキャラクター名に★がついているキャラクターは武器の固有スキル、ブルービートルの神秘のオーラによるクリティカル率上昇[x] 105%追加されるキャラクター それと銃器の固有スキル(レピック4番、ヘイリー4番、ルーナ)が乗る(?)もの、また自分自身へのバフでクリティカル値が上がるルーナの騒音殺到などがこれに当たります。
クリティカル vs ノンクリティカル
クリティカル倍率を1に固定して全体の属性威力を上げる属性増幅型を選択するか、クリティカル倍率x率を増加させるクリティカル型を選択するかは、属性威力増幅とクリティカル期待値による火力増強がどの程度で釣り合うかを知ることで判断できます。 実際にはそれほど単純ではないのですが単純化すると、下の表の様になります。

スキル威力x1000倍の攻撃を当てた際の予測されるスキル量はノンクリティカル型だと31.72となりますが。クリティカル型だとクリティカル期待値の値にしたがって値が上昇しているのが解ります。 クリティカル期待値が1.45を越える様になるとクリティカル型構成にした方が有利で、それ以下だとノンクリティカル型に有利です。 ただこの閾値は先覚者モジュールの条件によって将来大分曖昧になりそうです。
今回まとめててびっくりしたのは、ルーナはクリティカル型だと思い込んでいたんですが、案外素のクリティカル期待値が低くて。 戦場のアーチストをエクシードモジュールで使う事が多い私には、ノンクリティカル型の方が良さそうだというのはとても勉強になりました。