ふんのモンハン日記

アイスボーンの良い感じの絵をアップしてる、カメラマンです。

ふんのフレンド百景-11:モンハンサークルは囲碁の会みたいなもの

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画像は本文とは関係ありません:極ベヒーモスラストカットだと思います

もう退職したご老人達が集まって縁側で囲碁を打つ、そんな囲碁の会みたいなものってきちんと社会的な認知されてますよね。 奥さん方も『家のなかでゴロゴロしてないで、囲碁会でも行っておいで』そんな乗りですよね。 囲碁の腕を競うと言うよりも、そこである人間の社会性や人との交流を行う事で人間性を維持する。 そういった役割があるんだと思います。 そこには直接人と人が顔を合わせて交流があるわけですね。 

モンハンを含めたゲームのネットプレイは、香川県のゲーム禁止条例みたいなのがあるように、とても社会的に認容されているとは言い難いですね。 家族からは『何ズーッとゲームばかりやってる』みたいに、白い目で見られる。 そういうのが今の現状なんだろうと思います。

ネットゲームをしている人は皆さんがそうだとは限りませんが、お付き合いしてみると、程度の差はあれど社会的に孤立していたり、家族関係や家族内に問題があったり、なにかしら問題を抱えている方が多い気がします。 リアルがとても充実しているけどモンハンに熱中しているって人は少ないかも知れません。 退職して社会とのつながりが希薄になってしまうご老人達も、やはり同じような問題を抱えていると言えます。 そういう私もやはりそういった問題を抱えている人の一人です。 とてもリアルが充実してハッピーとは言えないですね。 

人は自分の知らない世界の価値を認めることが出来ない生き物です。 ネットゲーム体験をしたことが無い人ほど、『ゲームをしていて人生のなんの役に立つのか、そんな無駄な物は止めてしまえ』と言う主張をされる方も多いと思います。 私は適応障害を持った子供を抱えた父親でもありますが、ゲームの中の世界はそういった子供達がなんとか他人との関係を築く事が出来る最後の砦だったりします。 他人とのつながりを持つことは、人間らしい心を維持するのにとても大事だと思います。 人生の先輩である我々おっさん達が、そういう人達に何の具体的な解決方法を提示せずに、自分達はこうしたのだから同じようにしろと、今の時代や社会環境を考慮せずに主張して、彼らの最後の一線を取り上げるのはあまりにも独善的で無能な行動だと思います。なぜならゲームの中のコミュニケーションもリアル世界のコミュニケーションも同じ人と人とのつながりであって、良いものもあれば悪い物もあるからです。そこに何の価値を見いだすかは人それぞれなのだと思うわけです。 もちろん出来たら子供には経済的に自立はして欲しいですけどね。

モンハンのサークルやってて、ああ、これは現代の囲碁会だなと感じる事があります。 おそらく今の40-50台の人が退職して、何もする事がなくて20-30年後に自宅でぶらぶらしている時に、こういったネットプレイを介して社会とのつながりを持つ、おそらくそういう時代に将来なるんじゃないかなって思います。